YSO


yso

ピストバイクライダーYSO
福岡の街を遊び尽くす



今回は、ピストバイクライダーのYSOにインタビューしました。
彼はスケートボードから始まり、23歳でピストバイクの魅力に引き込まれた人物です。
仲間と共に新たなスポットを探し続ける日々を送り、遊び心と情熱を持って福岡の街を駆け抜けています。
インタビューから見えたYSOの魅力を紹介します。


INTERVIEW

今日はお時間をいただきありがとうございます。
まず、ピストバイクを始めたきっかけを教えていただけますか?

YSO(以下Y): こちらこそ、ありがとうございます。
実は、中学生の頃からスケートボードをやっていて、23歳のときに当時流行し始めたピストバイクに出会いました。後輩が乗っているのを見て、1ヵ月後には自分のバイクを買っていましたね。スケートのパワースライドに似た楽しさがあって、すぐに夢中になりました。

どんなところで乗っているんですか?

Y:基本的には福岡の街をメインに乗っていますね。
仲間と一緒に新しいスポットを探しに行くのが日常で「あそこにあれがあるから行ってみよう」といった感じで、街の事情と遊ぶって感覚ですね。
街中でやっていたことを日本中、さらには世界中を廻ってバカ騒ぎするようになった結果が今なのかな。しかも全部本気で。

「本気で遊ぶ」カッコいいですね。

Y:みんなからしたらそれはトレーニングだよって思われるような動きなんだけど自分は遊びだと思ってるので。
「本気で遊ぶ」っていつも言ってますね。


yso

ターニングポイントとなった時期ってありますか?

Y:28歳ぐらいかな。28歳でW-BASEからサポートを受け、その後SABREからもサポートが始まりました。この頃からプロとして名乗るようになって、カルチャー雑誌に特集されたり、地元のファッション雑誌にモデルとして登場したりして、次第に多くの人に知られるようになりましたね。
当時は昼はアパレルで働き、夜はバーテンダーとしてダブルワークをしていましたが、今はコーヒー店の店長として7〜8年働いてます。

自転車とコーヒーの融合について詳しく教えてください。

Y:自転車とコーヒーを結びつけて、イベントでコーヒーを淹れたり、カクテルを作ったりして新しい形のコミュニケーションを楽しんでいます。またコーヒーを淹れるという大義名分を作って+αで街のストリートを攻めることも大事にしていて、地元の人々との繋がりを深めています。

福岡の街でピストバイクに乗り続ける理由は何ですか?

Y:すれ違いざまに知らない人から「カッコいい」と言われたり、技を決めたときに外国人がハイタッチを求めてくることがあるんです。そのたびにアドレナリンが湧き上がり、鳥肌が立つんですよね。大会で優勝したり、技をメイクしたときの感覚を街で感じることができる。そんなのやめられないですよね。


yso

インタビューを通じて「街」というワードが良く出てきましたね

Y:そうですね。街での楽しみが一番で、だからローカルヒーローとという言葉はぴったりだと思うんです。実際ローカルのまま、アングラのままでいたいと思っていて、自分とかかわった人があいつは「カッコいいよ」あいつは「やばいよ」と思ってくれたらそれでいいと思ってます。
今後はとにかく街の恩恵を受けてきたので、それを恩返ししたい。いろんな街に行って映像を撮って発信したり。それを見てあそこ行ってみたいなって思ってくれたら嬉しいですね。

サングラスについてもお聞きしたいです。
かけるときのポイントってありますか?

Y: サングラスは、ライドやドライブ、ファッション、旅行など多くのシーンで欠かせないアイテムです。ファッションとしてはもちろんなんですけど、レンズの色によって見える景色が変わるのでそこも楽しんでいます。心が浄化される感覚があるんですよね。
なので友達にサングラスを貸して景色を共有して一緒に楽しんだりもしています。
今はこれっていうよりはシーンに合わせて選ぶことが多いかもですね。

最後にピスト乗り含め若者へのメッセージがあれば教えてください。

Y: 「コミュニティにしがみつかず、もっと外に出て行こう」と伝えたいです。
もっと行けばよかったと後悔してほしくない。
行動を起こすことの大切さを強調していて、「迷ったらGO」「継続は絶対的な力なり」という言葉を若者に贈りたいですね。


YSOは福岡の街やコミュニティへの恩返しを求めつつ、「本気で遊ぶ」という姿勢が印象的でした。
情熱や気持ちを言葉にして伝えることができ、その言葉が多くの人々に影響を与え、次の世代にもインスピレーションを与えることができる。そんな存在だと思います。




YSO

Instagram:@visualkidnapping