パトロール隊の日常
bernのヘルメットは、ニセコヒラフスキー場のパトロール隊も御用達。
毎日“安全を守る”ことを徹底しているパトロール隊。
安全を守る裏側にはパトロール隊の懸命なサポートと日々の準備があることを忘れてはいけません。
そんなパトロール隊のコラムをご覧ください。
-------第1話-------
私たちパトロール隊は、一つでもアクシデントを減らすことができれば…という思いで、ゲレンデの安全管理や不測の事態に備えるべく日々尽力しております。
しかしながら、ゲレンデのアクシデントは発生します。アウトドア環境下では、自分自身を守ることが大切です。スキー・スノーボードも例外ではありません。
-トレーニング風景-
安全に楽しむための準備が必要となります。寒い環境下での服装（速乾性のあるインナー・保温力の高いアウター・撥水性/透湿性の高いシェル・・・）は、もちろん大切ですが頭部を守るヘルメットを是非ご準備ください。ビーニーより暖かいですし防水にもなります。
そして万が一、転倒したり、立ち木に衝突したり、人と衝突したり、立て掛けてある板が倒れてきてエッジが当たったり転倒したところに滑り込んできた板のエッジが頭に当たったり…挙げればキリがない不測の事態が起こったとしてもヘルメットを着用することによって、軽傷で済む確率が上がるのではないでしょうか。
これまで数々の怪我人を処置してきて、ヘルメット着用の大切さを啓蒙してきましたが着用せず頭部切傷でパトロール室を訪れるお客様が、まだいらっしゃる事に残念な気持ちになります。
楽しく滑って、怪我なく気落ち良くスキー場を後にできるような準備をしましょう。
それには、まずはスノーヘルメットを！
-------第2話-------
皆さん、スキー場で怪我人が多く発生する時間帯をご存知ですか？
私たちスキーパトロールは、その時間に近づくと何となく準備して待機しています。
それは、お昼ごはんの少し前と日中営業が終わりそうな2つの時間帯になる頃です。これは不思議なことに、毎シーズン同じなのです。
滑り疲れて「さあ、一休みしようか」というところで気が抜けるのでしょうか・・・その時間帯になると何件もの怪我人発生の電話がパトロール室本部に一斉に鳴るということも少なくありません。
パトロールの仕事で最終パトロールというものがあります。
パトロールがリフトの最終乗車する・・いうなれば“店じまい”していくのですが、その時にパトロールがリフトのり場で運行終了の時間を待っていると「あと一本、最後の一本」に乗るためにお客様が大急ぎで滑り込んできます。そんな状態だと怪我をする確率がグンと上がります。
“最後の一本”を行きたい気持ちはよく分かりますが、楽しい時間を過ごすために、“一歩控える“ぐらいが怪我無く楽しく終えるのでは！と思う今日この頃です・・・
-------第3話-------
みなさん、春スキーの季節ですね。
冬物のウェアから春物のウェアに衣替え！
パトロールウェアは制服なので、そういうわけにはいきませんが、ヘルメットは風通しを良くする事もできますし、春用の涼しいヘルメットを持っている隊員もいます。
色も春っぽいカラーにすると、被っている方も見ている方も気分が軽やかになります。
さて、昼間は緩む春の雪質ですが、冬から春に向かっての三寒四温で3月下旬でも一日中ゲレンデが凍っている日もあります。
私達パトロールは朝の始業点検や最終パトロールで、昼間の緩んだコンディションを滑った跡がそのまま凍ってガタガタに締まったバーンを滑らなければならない日が多くあります。
なので、当たり前ですが硬い雪＝コケると痛い＝自分へのプロテクション＝ヘルメットなしの滑走など最早かんがえられません。
しかしながらヘルメットどころかビーニーもナシのお客様もたまにいらっしゃり、本当に見ていてハラハラします。
ニセコグラン・ヒラフでは先日春パークがオープンしました。
楽しいアイテムが沢山あり、お客様が滑ったり飛んだりしているところを見ましたが、さすがにパークではヘルメット装着率は高いです！
普通のゲレンデを滑られているお客様もぜひ春色のスノーヘルメットを！
めざせ、ヘルメット装着率100％！！です。
それでは安全で楽しい春スキーを！！そして良いシーズンの締めくくりを！！
NISEKO Mt.RESORT Grand HIRAFU
〒044-0081 北海道虻田（あぶた）郡倶知安（くっちゃん）町字山田204