hirotton
スケートボード、パンクカルャーを背景に持つアーティストhirottonとSABREのコラボコレクションが登場。
これまでにも何度がデザイン提供をしてもらってきたhirottonと、遂にアイウエアを制作。彼の特徴でもあるドローイングアートを起用することで、唯一無二の仕上がりとなりました。
今回は、コラボを記念した特別インタビューを公開。これまでのSABREとのリンクや、アイウエアに込めた想い、エピソードを語ってもらった。
INTERVIEW
まず、コラボレーションモデルの完成おめでとう!
hirotton(以下:h) ありがとうございます!
SABREから見たhirottonは、ピュアにスケーターだし、アーティストとして常に作品を描き続けているなっていう印象があるんだ。出会った場所もライブハウスだし、お互いの好きなものが分かるからリンクもしやすかったよね。なおかつ、出会った頃より活動の幅が広がっているのがすごいなって純粋に思うんだよね。
H そうですね。SABREと出会ったのは自分が東京に出てきたばっかりの頃だと思います。(大柴)裕介くんに紹介してもらったのが最初かな?
多分そうだね。その頃の大柴さんのバンドはまだSCUM BANDITZ?もうCROCODILE COX?
h 確か2013年とかだから、裕介くんがCROCODILE COXを始めたばっかりの頃だと思いますね。最初は自分の作品だけだったけど、東京に来てから色んな仕事をやらせてもらっていますね。
今までもSABREからhirottonにデザインをお願いした企画って結構多かったよね?
h ゴーグルのデザインもやったし、Tシャツのグラフィックを手掛けさせてもらいましたね。HENRY HAUZで個展を開催した時はSABREにサポートもしてもらったし。
じゃあ、hirottonから見たSABREの印象を教えて。
h しっかりローカルサポートをしているな、って印象があります。(砂川)元気くんみたいなカッコいいスケーターがライダーだけど、ローカルなスケーターもサポートしているし、身近なバンドマンもそう。ファッションのも人いますね。何て言うのかな、自分の周りにいるカッコいい人たちをサポートしているなって言う印象なんですよね。他のサングラスメーカーのことはあんまり知らないけど、SABREは特にそういうことを積極的にやっているイメージ。
嬉しいね!今回はサングラスでのコラボレーション企画になったけど、どう?
h さっきも話した通り、今までもSABREとは色々絡みがあったから、実はサングラスをやってみたいな、とは思っていたんですよ。だからお話をもらった時は嬉しかったですね。でも、サングラスはデザインできる箇所が少ないじゃないですか?そこは嬉しい反面結構悩みました。「どうすれば自分のカラーが出せるんだろう?」って。
今回のコラボレーションで、このパターンを選んだのは?
h 自分のことを知ってくれている人は、スカルかボタニカルの印象があると思うので、今回はボタニカル柄にしました。スカルだと面積的にも難しいし、パンク過ぎると言うかコテコテなイメージにもしたくなくて。デザイン的にもかけやすいし、安っぽいデザインにならないように心掛けましたね。
仕上がったサングラスを見てどう?
h ボタニカルを削りで表現した仕上がりが凄く良い。一見プリントに見えるけど、触ると分かる。そう言うところも面白い仕上がりになりましたね。やるからには新しい試みをやってみたかった。
外箱の仕上がりも凄く良いね!
h 外箱もコレクションとして統一感を出すために、ボタニカルの総柄にしました。立体感のある仕上がりで、こちらも気に入っています。付属のコフィンケースもめちゃくちゃカッコ良い。こんなに外箱にこだわるサングラスブランドは他にないんじゃないかな(笑)。
確かに(笑)。今回、外箱やテンプルの内側にも描かれている”LIFE IS SUCH A KILLER PARTY”ってどう言う意味?
h “人生はイケてるパーティみたいなものだ”ってニュアンスの意味です。最近、自分自身がこのKILLER PARTYっていうフレーズを気に入っているので、今回のコラボレーションでコンセプト的に使ってみました。自分は所謂サラリーマンじゃないから、不安定なこともある。だけど色々ありながらも人生を楽しんでいる方だと思ってて。自分の周りにもそういう人が多いし、SABREコミュニティの周りの人もそうだと思う。みんな振り切って生きてるじゃないですか。そういうところがカッコ良いと思う。不安なことや心配なこと、嫌なこととか色々あると思うけど、楽しみながらぶち上がっていきたいなっていう思いを込めましたね。ネガティブなことに飲み込まれずに楽しんで、という。
なるほど。凄くポジティブメッセージだね。ちなみにサングラスのシルエットにはどんなところにこだわったの?
h 普段、SABREの「BOBCAT」というモデルを愛用しているので、それをベースモデルにデザインしました。近年は細身なフレームが流行っていると思うけど、トラディショナルな雰囲気を出したかったから少し太めなフレームをチョイスしたのもこだわりですね。
でも太過ぎないから使いやすいフォルムだね。
h 最終的なフォルム調整はSABREサイドが細かく仕上げてくれたから完璧だと思いますね。バランスが凄く良い。
実際に着用してみてどう?
h 掛けてみても凄くしっくりくるし、純粋に使いやすい。デザイン的にも派手過ぎず、色んな着こなしにも無理なくハマってくれると思う。あと、テンプルエンドに合わせて鼻当てのパーツもゴールドになっていて統一感があって良いですね。箱、サングラス合わせて高級感のある仕上がりになりました。あと、今回のサングラスのボタニカル柄に合わせてデザインしたコラボレーションTシャツも枚数限定で発売するので、そちらもチェックお願いします。
hirotton的にこのサングラスはどんな人に掛けてもらいたい?
h “LIFE IS SUCH A KILLER PARTY”のメッセージにも込めた通り、やりたいことをやって楽しんで生きている人。人生を楽しんでる人に掛けてもらえると嬉しいですね!スケーターとかバンドマンとか、自分の周りの人にも掛けてもらいたいです。あと、今回のサングラスは、自分がカッコ良いと思うお店をチョイスして置いてもらっているので、そのお店自体もチェックしてみて下さい。
今後のインフォメーションがあったら教えて。
h 10月末から11月にかけてHEROIN SKATEBOARDSから自分がデザインした新しいデッキが出ます。シーズンに合わせてハロウィン柄のデザインになっているんで、そちらも是非チェックしてもらえたら。あと、来年大きな個展を開催します。今までとはまた違った切り口で開催する予定なので、楽しみにしていて下さい。
ABOUT:hirotton
1986年生まれ。美術大学卒業後、英国ロンドンに渡る。
ソロアートショー、スケートボード、Tシャツ、CDジャケット、フライヤーのデザインなど約4年間のアート活動を経て、2012年、日本に拠点を移し、現在のスタイルを確率した表現者。
パンクシーン、スケートボードカルチャーに強い影響を受け、また生物、自然など身の周りの環境や、politicalな内容を独自のフィルターを通し、作品に反映させ国内外問わず活動。
スケートボード関係、アパレル、音楽関係のみにとどまらず、銀座Dover Street Marketや新宿伊勢丹本館にて装飾を担当するなど活動の幅を広げている。
アメリカLAを拠点とするスケートカンパニーHeroin skateboardsからデッキシリーズのデザインを始め、TOY MACHINEやFOUNDATION等多くのスケートブランドのデザインを担当。
個展も積極的に行い、自身のアートプロジェクトPARADOXもD.I.Y精神に基づき展開する。
- 素材
- フレーム:ハンドメイドアセテート
レンズ:CR39 100%UVプロテクション
ヒンジ:イタリア ヴィソッティカ社 5バレルヒンジ
- サイズ
- レンズ(縦×横):約4.3cm×約5.1cm
テンプル長さ:約14.5cm
ブリッジ幅:2.2cm
フレーム全幅:約14.2cm
※オリジナルコフィンケース付属
【サングラス】
スタンダードなボストン型をベースにしつつも、ブロー(眉上)ラインに与えたアクセントが特徴的。テンプルはhirottonのアートワークを刻印で表現。内側にはメッセージも配されている。
【BOX】
凹凸のある型押しでhirotoonのアートワークを再現したオリジナルボックス。コラボの証であるドローイング&メッセージを同色で配すことでカモフラ柄的な仕上がりに。
【Tシャツ】
フロントはシンプルに胸ワンポイント、バックプリントはサングラスと同柄をハザードマーク内で表現。抜群の存在感を誇るコラボレーションデザインとなっている。”LIFE IS SUCH A KILLER PARTY”のメッセージが映える今作は、少量限での生産となっている。